あわや大惨事!? 白ピカシートが、、!

少し大袈裟なタイトルですが、一週間ほど前にショッキングな出来事が発生しました。

 

両面発電所の地面に敷いているルンルンシート白ピカの一部が、土砂まみれになってしまいました。↓の状態。

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両面パネルは白シートからの反射を拾って発電量を稼ぐので、これだけはなってほしくなかった。

まあ全体のごく一部ではあるなのですが、見つけた時はかなりショックでした(泣) 

 

 

原因は、↓です。

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大雨で、隣地の土砂(瓦チップ)が雨とともに流入してきたと思われます。

ここの発電所の敷地は、砕石で10cm程高くしていたので、土砂の流入はないであろうと高をくくっていましたが、甘かったです。

瓦チップって、比重が軽く思った以上に流れやすいですね。

 

早速ホームセンターでほうきと塵取りを買い、清掃してきました。

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子供たちに、「手伝ったらお小遣いあげるよ」って言ったら、喜んで手伝ってくれました。

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Beforeはこんな感じでしたが、

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Afterでは、

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結構キレイになりました!

土砂は、乾いた状態だったので、ほうきですぐ取れました。

 

次にいつ大雨が降るかわからないので、簡易的ですが、対策しておきました。

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ホームセンターで、ドライモルタル(インスタントモルタル)を購入し、その粉をフェンス下(境界部)に撒いて、スコップで土手を作り、最後はジョーロで水を撒くだけ。

 

こんな↓感じです(フェンス下)。細かい見た目は気にしません。

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たまにこの手法を使うのですが、ガチガチに固まって、割れたりすることはないので、意外に良いですよ。

ドライモルタルは、セメントと砂を混ぜたもので、あとは水を加えればよい状態にしたもの。ほんとはネリネリした方が、強度が出ますが、歩くわけではないので、十分です。セメントだけではすぐボロボロ崩れるので注意ください。

 

とりあえず、これで、再発はないでしょう。

 

皆さんも両面パネルで白シートを使用する機会がありましたら、隣地からの土砂流入にだけはご注意ください。事前に対策しておくことをお薦めします。

普通の防草シートでも同じですね。土砂が乗ると雑草が生えますし。

 

私が使用しているのはルンルンシート白ピカです。今のところはトータル的にベストかな。監視マニアさんがこれを超えるものを見つけてくれるかも!?


 

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兼業 発電事業家の有給休暇の過ごし方

本日は、PV EXPOの為に半年前から、有休を取っていたのですが、コロナによる規模縮小と人ごみに行くのは妻が良い顔しなさそうだったので諦め、代わりに太陽光関連の用事を詰め込みました。

 

7:00~

会社へ行くふりをして家を出て、落ち着いて事務作業のできるコメダへ。

(こうでもしないと平日の時間が確保できません。)

法人の予定納税申告書×2種を記入したり、SNSをチェックしたり。

 

銀行へ行き、ATMで各種支払いのための必要資金をおろす。

 

法人市民税の申告書提出・支払いのために市役所の市民税課へ行き、申告書の書き方を聞きながら、記入。←法人向けには見本がないので聞きながらでないとわからない。

 

法人県民税の申告書提出の為、県税事務所へ行き、申告書を提出し、支払いを済ます。

 

法人税は、払い込み用紙が付いていたので、コンビニへ行き、支払う。

ついでに、コンビニで、電力会社より届いた工事代払い込み用紙にて支払う。

先日、電力会社から「連系のお知らせ」が届いていたので、コンビニから信組へFAX送付。

 

次は、個人事業主の方の用事で、税務署へ。

平成28年(2016年)に消費税課税事業になり、個人では4基設置し、個人としては去年で拡大は終わったので、消費税課税事業者不選択届け出を記入し提出。これで来年から免税事業者へ戻れます。

 

余剰10kW未満の案件の申請用として、印鑑証明と登記簿を取りに法務局へ。

 

11:00~

一足先にFIREされたY本さんと久々に電話で情報交換。太陽光の話だけでなく、今後の事業拡大についても話してくれました。自分より先を走っている方の話はとても参考になりますね。ちなみにこの方、朝から金融機関開拓の為、近くの信金を訪問されていたそうです。セミリタイヤしてもなお、積極的に動く姿勢はあっぱれです。あっという間の1時間半でした。

 

昼以降は、

午前中にFAXを送った信組からTELがあり、ABL設定の為に印鑑証明と登記簿が欲しいとのことで、再び法務局へ。

 

次は、融資相談が中断していた地銀に、決算書を渡すために向かいました。

決算書と個人の青色申告書決算を渡し、コピーの間に色々と会話しました。

決算書の方はしっかり利益が出ているので、特に問題ない感じでした。3期目でようやくそういう反応です。

コロナ関連の融資で、まだまだ忙しいみたいで、年内は続きそうとのことでした。

私の案件はまだ急いでいないので、来年以降にまた相談に行こうと思います。

ちなみに、この担当者さんは太陽光に非常に詳しく、ネットからも情報を仕入れているみたいで、「主婦の方で10基以上されている方もいるみたいですね。」と、もしかして、PVマニアさんのこと?と思いながら、私のブログも見られて、身バレしないかな?と一瞬ドキッとしたりしました。

あとは、折角なので何点か質問しました。

・余剰10年は融資可能ですか? → 7年以内で回収できるなら土俵には上がるかな。

・non FITの融資はどうですか? → 事業性融資ではなく、コーポレートなら。

・まだ弊社と取引実績はないけど、隣町の知り合いを紹介してもいいですか?

→いいですよ。具体的な案件がなかったとしても、まずは挨拶だけでもよいよ。

とのことでした。

是非ともこの地銀さんとはお付き合いさせていただきたいですね。何より車で10分と近いですし。今のメインバンクは車で2h弱です(泣)

 

17:00~

太陽光予定地の現地確認などなどでした。

 

という感じで、

ここ2年くらいは月1の有休は、太陽光の用事で終わってしまいますね。法人持ちなら特にやることが多い。

私は、月1~2有休、毎日定時帰りで、何とかこなせていますが、休みが取れない、残業が多いとなると、かなりしんどくなると思います。

なので、変な物件をつかまされて、CFが赤字なのに、手間だけが増えたってことにはならないようにご注意くださいませ。

 

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パネル汚れ after ゲリラ豪雨

 

昨日の融資ヒストリーの記事、なかなか好評をいただけたみたいですね~。良かったです。しかもあのコトトロさんが同テーマに乗ってきたのにはちょいビビりました。

最近、融資関係は休憩中だったので、また進捗があれば展開させていただきます。

 

さて、話はガラッと変わりまして、本日は、パネルの汚れについて、となります。

 

私の発電所は狭小地が多く、止むを得ず傾斜角5°で設置しているところが、5基ほどあります。

下記写真の通り、パネル下部の汚れがとても気になります。

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ここは畑に囲まれているので、土埃が堆積しやすく汚れが目立ちます。

 

9月の頭にかなり激しいゲリラ豪雨が降ったので、天然のパネル洗浄効果を期待して、豪雨の直後に現地へ見に行きました。

 

↓が、ゲリラ豪雨後のパネル写真です。

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汚れは多少は薄くなりましたが、リセットに程遠いですね。ここは設置後1年ほどなので、年を重ねるごとに汚れはまだまだ堆積していきそうです(泣)

どこかで一発洗浄した方が良さそうですね。幸いにも縦置き2段なので。何とかなりそう。

 

同じく傾斜角5°のゲリラ豪雨後のパネルです。4か所分。一番上は他人のところです。

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傾斜5°では、周りが畑や裸地(土むき出し)だと汚れは気になります(一番上)。

一方、住宅地のところは全然大丈夫そうでした。 

 

次は、傾斜角10°~15°です。同じくゲリラ豪雨後。

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 傾斜角が10,15°でも、周りが一部畑だと汚れは見えますが、セル(青黒いところ)には少ししかかかってないので、許容範囲かな。

発電量への影響はどんなレベルでしょうか。いつかモップ洗浄ありorなしで比較しないといけないですね。

 

最後に傾斜角20°です。同じくゲリラ豪雨後。

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ここは周りは畑に囲まれていますが、汚れは全然溜まってなかったです。

20°効果ですね。

 

パネルの汚れについては、土地に余裕があるなら、もちろん10°以上の方が良いですね。

ただ、土地が狭くて、止む無く5°設置する場合、周りが住宅地だと汚れの付着は目立たないですが、周りが畑や裸地だと、確実に汚れが堆積するので定期的な洗浄を覚悟するか、数%くらい?(←根拠はないです)の発電量低下は織り込んでおいた方が良いとは思います。

狭小地&周りが畑/裸地なら、10°段々架台か、10°東西設置の方が良さそうです。

 

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融資ヒストリー

本日は、太陽光発電投資・事業にとっての最大の壁、資金調達について、振り返ってみたいと思います。

現時点では、14基が連系済み、3基が融資内諾済み、2基+αが未定 という状況です。

 

2016年

 1基目(55kW)は、個人で分譲案件をアプラス13年ローン(頭金100万)で購入。当時は借金=悪だったので、金利減らすために13年にしてました。

 

2017年

 同分譲業者から、2基目をアプラスで購入しようとするも審査NG。

そこで、低収入ブログでおなじみのKanshimaniaさんにブログから連絡しました(当時はたしかアメブロだったのでローマ字表記)。

なんと見ず知らずの私に信販に強いEPC業者を紹介してくれました!

見事に信販の審査がOKとなり、2基目(76kW)を個人でイオンプロダクトファイナンス15年(フルローン)で購入できました。

ちなみに2基目以降は土地は自力で確保。

 

ここで、法人を設立し、地元の金融機関を回るも、新設法人ではどこの地銀も相手にしてくれず、結果は惨敗。公庫ですらも担保に難ありとNGを喰らいました。

ここでも手を差し伸べてくれたのが、またもや監視マニアさんでした。

公庫は公庫でも県外の支店(監視マニアさんのエリア)を紹介してくれました。

別支店ではNGを喰らった担保もそこでは価値を認めてもらい、見事に融資獲得。

3基目(82kW)は法人で、公庫から15年融資(フルローン)を獲得し、購入に至りました。

 

2018年

 4基目(82kW)は、当時はまだそのEPC業者さんは信販に強かったので、個人でジャックス15年フルローンで購入できました。

 

これ以上は、信販に頼れないので、メガオーナーのFさんに泣きつき地銀を紹介してもらうも、スルガショック直後でサラリーマンには風当たりが強くなり、結果は残念ながらNG。法人実績も弱く途方に暮れておりました。

 

2019年

その頃、名古屋のYさんは本業の繋がりを活かし、隣県の信組の開拓に成功し、どんどん融資を獲得していました。

その信組をYさんが監視マニアさんに紹介し、監視マニアさんが私に紹介してくることとなりました。

それにしてもどこでも監視マニアさんが登場してきますね。時には過激発言で波紋を呼ぶときもありますが、私にとっては命の恩人です。

 

早速、その信組に相談に行き、5,6基目(80kW×2)の融資を獲得。前評判通り太陽光に物凄く積極的でした。

この信組は金利は高めだが、フルローンを出してくれるのでありがたいです。

当時は土地の確保や負担金で、キャッシュに余裕がなかったので、細かい金利より、資金繰りを最優先でした。

 

ここからは、とんとん拍子でしたね。

 

公庫に7,8基目を融資を打診し、経営力向上計画による低金利を使い、20年返済で、承認をもらえました。

同日に同信組に9,10,11基目の融資を打診し、15年×2、17年返済で融資承認もらい、

さらに信販に強い別のEPC業者さんからジャックスの審査を出してもらい、見事OKとなり、12基目を獲得。信販はこれで計4基。ミラクルです。

 

普通なら、性格上ここで満足して休憩してしまうのですが、融資セミナーで知り合った融資の申し子Hさんより、融資は門が閉まる前にどんどん攻めた方が良いと発破をかけられたので、続けざまに同信組に追加5基分の相談に行きました。

返済実績も出ていたので、全5基分の内諾をもらうことができました。

その信組内では上限が1億とされてましたが、計1億2千を獲得できました。Hさんのアドバイスを聞いていて良かったです。今は融資厳しくなっているそうなので。

ちなみにこのHさんは30基以上融資獲得しています。出来る人は、いけると思ったときの畳みかけ具合が半端じゃないですね。見習いたいけどなかなか真似はできない。

 

2020年

内諾をもらった5基のうち2基を設置。

下半期は、少しゆっくりして、2021年に残り3基の設置を予定しています。

 

融資総額は、内諾含め2億を超えてました! 

自慢げに言うところが完全に感覚がマヒしてますね。

 

今後の予定ですが、土地は、まだ14円案件が2基分、余剰10kW未満も数基あるので、そろそろ今後の融資戦略も考えていきたいと思います。

 

それと、信販の借り換え用して、Hさんより紹介してもらった地銀は、相談途中で、「決算書が出たら持っていきます」と言って、半年ほど放置してしまってましたのでそろそろ持っていきたいと思います。手遅れかも。

可能ならnon-FITとかでもお世話になりたいと思っているので、関係は作っておきたいです。

 

という風に過去の融資ヒストリーを振り返ると、殆ど全てが太陽光仲間に助けられた感じですね。再現性については難しいとは思いますが、何かを感じ取ってもらえれば、幸いでございます。

 

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【永久保存版】方位/傾斜角ー発電量 早見表(@超過積載) 

またしても、K氏がTwitterで、94kWくらいで、南東向きとか南西向きで、10°、15°、20°どれが良いのだろうと呟いていて、ちょっと気になったので、シミュレーションしてみました。

それにしても、いつも即答しづらいところを攻めてきますね。

 

NEDOの日射量データベースにて、条件を選択します。

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日射量データをダウンロードし、それに各種ロス率※をかけて、発電量を算出しました。(※システムロス、パワコンロス、温度損失、ピークカットロス)

 

その結果を下記の早見表にまとめました。←結構大変です。

各方位、各傾斜角における1kWあたりの発電量(kWh/kW)です。

パネル容量ごとに早見表を作成しました。

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95kWの南東を見ると、

10°→1062kWh,、15°→1069kWh 、20°→1070kWh でした。

15°と20°はほぼ差がないですね。これなら、15°を選びますかね?

 

同じく95kWの南西は、

10°→1067kWh,、15°→1076kWh なので、こちらも15°ですかね。

 

超過積載で、南東とか南西に方位が傾いているときは、傾斜角は15°あたりが良さそうですね!! 

 

※上の表では、想定発電量は、南西向き>南東向きとなっていますが、実際は南東向きの方が、気温等の関係で、発電量は高くなる傾向の方が多いようです。シミュレーションでは、日射量データをもとに算出しており、1日の気温変化までは考慮していませんので、ご了承の程お願いいたします。

 

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発電量シミュレーション 答え合わせ②(Qセルズ76.32kW)

昨日に引き続き、発電量シミュレーションに対して、実績値はどうだったか答え合わせしてみます。2基目。

 

前回との違いはパネル容量くらいです。

 

設備の仕様は、↓となります。

パネル Qセルズ多結晶265W×288枚
76.32 kW
パワコン オムロンKPM×9台
49.5 kW
過積載率 154%
その他 離隔少なめなので冬場は前方アレイの影あり

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ここは竹藪から切り開いて造成した土地。初めの数年は竹の突き上げに苦労しましたが、今では、クラピアのグランドカバーで良い感じに復活しました。

 クラピアを始めるなら、今の季節は良いですよ。私も追加で購入しました。


 

ただ、ここは唯一単管架台なので耐久性が心配。早くもクランプ部や単管切断部で錆びが発生しています。

 

シミュレーションの方法は、昨日と同じなのでサクッと。

NEDOの1時間ごとの日射量から1時間毎の発電量を出して、さらに、一月分、1年分を足し合わせて、一月発電量、年間発電量を出しています。

1h毎の発電量[kWh/h]は、1h毎の日射量×パネル容量×(1-システムロス)×(1-パワコンロス)×(1-温度損失率)にて算出しています。1hあたりの発電量がパワコン容量49.5を超える場合は、49.5kWhの値を使用しています(=ピークカット考慮)←ここがポイント!

 

前提条件は、↓です。温度損失は季節で変えています。

日射量観測地点 K****** mie
方位角 45°(南西)
仰角 10°
システムロス 2%
パワコンロス 5%
温度損失(12-3月) 4%
温度損失(4-5月) 8%
温度損失(6-9月) 12%
温度損失(10-11月) 8%

 

シミュレーション結果です。

  シミュレーション値 ピークカット率
1月 5,083 0.0%
2月 6,208 0.0%
3月 8,365 2.0%
4月 8,688 3.0%
5月 9,012 4.0%
6月 7,054 2.2%
7月 8,191 1.7%
8月 8,956 1.1%
9月 6,846 0.6%
10月 6,718 0.1%
11月 5,301 0.0%
12月 5,154 0.0%
合計 [kWh] 85,576 1.40%
1kWあたり発電量
[kWh/kWp]
1121  

76.32kWのシステムで、年間85.576kWh、1kWhあたり1,121kWh、平均ピークカット率が1.4%となりました。

この地域は、日射量が3.87とあまり高くない地域で、さらに山間部なので上振れも期待できないかな。

 

シミュレーション値と過去4年弱分の実績値を比較します。

実績値はスマートメータ値(中部電力 カテエネデータより)です。

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似た値です。 

 

パネル容量76.32kWで割って、1kWあたりの発電量を出しました。

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シミュ値とほぼ同じなので、狙い通りではあるのですが、ちょっと残念な感じはしますね。

過積載率が低いのでもっと上振れしても良いはずなのですが、山間部は平地と比べて天候が悪い日が多いからでしょうか。期待は止めましょう!

 

最後に、シミュレーション値に対する実績値の比率です。

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安定性は抜群ですね!

 

↓は、今年の月毎のシミュと実績データ、および、シミュ比です。

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月単位では見事にジグザグしていますが、結局は平均値は100%近辺になると思います。

昨日とあまり変わらない内容で、<(_ _)>

山間部なのでもう少し下振れしているかなと思ったら、そんなに悪くなかったです。

Qセルズ多結晶+オムロンは過去4年弱で故障もなく優秀です。単管だけが心配。

 

次回は、5年経過したソーラーフロンティアとなります。3年目までは右肩上がりで絶好調だったのですが、、、

 

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発電量シミュレーション 答え合わせ①(Qセルズ82.08kW)

太陽発電事業は、発電量シミュレーションが命運を分けると大げさなことを言ってしまったので、自分のシミュレーションがどれくらい当たっているか、答え合わせをしておきたいと思います。

 

連系して、3年弱程のシステムで検証です。

 

設備の仕様は、↓となります。

パネル Qセルズ多結晶285W×288枚
82.08 kW
パワコン オムロンKPM×9台
49.5 kW
過積載率 166%
その他 一部15°アレイあり。
パワコンは分散配置
東側に電柱一本あり。

Qセルズ+オムロンで、当時としては一般的な仕様です。

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ただ、EPC業者さんが勝手にパワコンを分散配置にしていた点は悔いが残っています(指定しなかった自分にも落ち度はあるのですが、、、)。

パワコンがあちこちに散らばっているので、点検がしづらい。交流ロスもあり、マックス値が48.7kWhくらいです(スマートメーター値)。

 

さて、シミュレーションの方法ですが、私は多少マニアック気質(監視マニアさんには全く及ばない)があるので、多少手間のかかる厳密な計算をしています。

NEDOの1時間ごとの日射量から1時間毎の発電量を出して、さらに、一月分、1年分を足し合わせて、一月発電量、年間発電量を出しています。

1h毎の発電量[kWh/h]は、1h毎の日射量×パネル容量×(1-システムロス)×(1-パワコンロス)×(1-温度損失率)にて算出しています。1hあたりの発電量がパワコン容量49.5を超える場合は、49.5kWhの値を使用しています(=ピークカット考慮)←ここがポイント!

 

前提条件は、↓です。温度損失は季節で変えています。

日射量観測地点 K****** mie
方位角 0
仰角(傾斜角) 10°
システムロス 2%
パワコンロス 5%
温度損失(12-3月) 4%
温度損失(4-5月) 8%
温度損失(6-9月) 12%
温度損失(10-11月) 8%

メーカーシミュレーションでは、システムロスや、温度損失をもっと厳しめの数値を使いかなり控え目のシミュレーション値が出てくることが多いです。逆に、分譲業者さんは甘めの場合もあったりします(もちろん業者さんによります)。特にダブル過積載以上では。

私の場合は、実態値のチョイ低めを狙いにいくスタンスでシミュレーションしています。

 

シミュレーション結果は、

NEDOの日射量エクセルデータをダウンロードして、エクセルの計算シートに貼り付けると↓が出てきます。

  シミュレーション値 ピークカット率
1月 5,736 0.0%
2月 6,856 1.2%
3月 8,894 4.9%
4月 9,179 6.0%
5月 9,502 6.8%
6月 7,499 3.8%
7月 8,655 3.2%
8月 9,494 2.6%
9月 7,313 2.6%
10月 7,435 1.1%
11月 6,008 0.0%
12月 5,890 0.0%
合計 [kWh] 92,460 3.10%
1kWあたり発電量
[kWh/kWp]
1126  

82.08kWのシステムで、年間92,460kWh、1kWhあたり1,126kWh、平均ピークカット率が3.1%となりました。

この地域は、日射量が3.87とあまり高くない地域なので、こんなもんかなと思います。

 

シミュレーション値と過去3年弱分の実績値を比較します。

実績値はスマートメータ値(中部電力カテエネデータより)です。

f:id:NKE:20200906140352p:plain

シミュ vs 実績ではほとんど差がないですね。

 

パネル容量82.08kWで割って、1kWあたりの発電量を出しました。

f:id:NKE:20200906140501p:plain

過積載で1100ちょっとなので、悪くはない数字です。

 

最後に、シミュレーション値に対する実績値の比率です。

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98.7%~103.8%とドンピシャですね!

ほんとは、もう少し上振れを期待していましたが、、、

 

とりあえず、自分のシミュレーション方法やロス率等の前提条件がそんなに間違っていないことが確認できました!一安心です。

 

それにしても、太陽光は年平均でみると安定してますね。

ここはまだ3年弱のデータですが、±3%以内には収まっています。

改めて、太陽光の安定性を実感しました!

 

↓は、今年の月毎のシミュと実績データ、および、シミュ比です。

f:id:NKE:20200906141049p:plain

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7月は過去ワーストでしたが、8月で7割弱は取り戻した感じですね。現時点では対シミュ比100.4%です。

月ごとでバラついても、結局はある一定の数値に収束していくはず。9月が多少悪くても、10月以降で挽回してくれるでしょう!

 

今回のロス率や温度損失は、ある程度他の発電所の実績から採用した値でもあるので、当てに行くシミュレーション用としては、そこそこ信頼性があるかなと思います。もちろん絶対ではないのでご注意を。

 

今回は、たまたま当たっただけの可能性もあるので、他の発電所についても検証してみたいと思います。

 

もし、シミュレーションに困っている方がいましたら、声かけてくださいね。需要があれば、エクセル計算シートを、提供しようと思っています。有償(3000円くらい?)にはなってしまいますが、全過積載範囲対応(300%以上も可)のやつを。

簡易計算(年間日射量×パネル容量×(1-ロス0.8)×(1-ピークカット率)だとピークカット率をいくらにしたらよいかが、わからないと思いますので。

 

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分譲 利回り10%案件の手残りは?× 積立投資!

 本日も引き続き、分譲案件の話となります。

飽きた方はもう少しで終わると思いますので、しばしお待ちください<(_ _)>

 

売電単価14円、表面利回り10.1%の案件で、手残りがどれくらいか?計算してみます。

 

下記表が前提条件です。前回までのシステム価格を1割引きして利回りが10%になるようにしました。

システム容量

103.85 kW
年間想定発電量 113,165 kWh
1kWあたり想定発電量
(ピークカット12.3%)
1,090 kWh/kW/年
売電単価  14 円/kWh (税抜き)
年間想定売電収入 ¥1,584,307 (税抜き)
     
土地代 ¥1,710,000 (税抜き)
連系負担金 ¥410,000 (税抜き)
システム価格
(防草、フェンス込み)
¥13,572,000 (税抜き)
総額 ¥15,692,000 (税抜き)
想定表面利回り 10.1%  

 

まずは1~5年目です。 

f:id:NKE:20200905165910p:plain

初年度は、課税事業者を選択して消費税還付を受ける→ 4年目で簡易課税へ移行。

先端設備導入計画が使えるなら使う。

といういつもの流れです。

 

 次に、6~10年目です。

f:id:NKE:20200905170927p:plain

キャッシュフローは 12万以上出ていますが、メンテ等(雑草管理など)は自分でやることを前提としています。外部に委託すると、例えば10万円なら、キャッシュフローは大半が飛んでいくことになります。

遠方の案件は止めた方がいいですね。

 

次は、11~15年目です。

f:id:NKE:20200905171032p:plain

 キャッシュフローは10万円をきってきます。ここは我慢の時期ですね。

 

最後に16~20年目です。

f:id:NKE:20200905171110p:plain

16年目はパワコン全交換で赤字ですが、

17~20年目は、CF(税引前)が140万円でますが、

利益がこれだけ出ると税金は避けられないので、概算で×7割と思っておいてください。

 

全期間でのCF(税引き前)をグラフ化しました。

f:id:NKE:20200905195811p:plain

こうやって見ると3~15年目は綱渡り状態ですね。

太陽光は収入が多く入ってくるので浮かれがちですが、手残りを考えたら、↑のグラフが現実を示しています。

贅沢をしすぎると逆にお金が減ったってことになってしまいますので、ご注意ください。

 

ただ、単年度のCFは少なくても、地道に積立投資で長期複利運用すれば、↓これだけ増える可能性はあります。年利5%で計算。

f:id:NKE:20200905195829p:plain

これから太陽光始める方は、売電CF×長期積立→20年後Fire

っていうのが現実的なのかもですね。

 

※今回も補足ですが、上記のキャッシュフロー(CF)は全て税引前なので、個人で雑所得として申告する場合は所得税(所得により5~45%の範囲内で決定)+住民税10%がかかります(上記表では経常利益×税率)。個人事業主となり青色申告をすれば最大65万円の控除が受けられるので、それ以下の利益なら、税金はかかりません。という具合に税率は人によって大きく変わる為、あえて税引き後のCFは記載していません。税引き後のCFについては、お手数ですが、ご自身で計算の程お願いしますm(_ _)m

 

次回以降ですが、利回り10%案件で両面パネルにしたら手残りどうなる?

とかも考えていましたが、 お金ネタはちょっと疲れてきましたので、

次回から、別ネタとさせ下さい<(_ _)>

 

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分譲 利回り9.2%案件 × アプラス20年適用

またしても分譲ネタで恐縮です。

最後に悪あがきとして、分譲9.2%案件に対して、アプラス20年返済を適用してみました。

個人的には、驚きの結果が、、、

 

↓は、物件情報です。想定発電量は適正ピークカット率で再計算しています。

物件所在地 三重県津市  
システム容量 103.85 kW
年間想定発電量 113,165 kWh
1kWあたり想定発電量
(ピークカット12.3%)
1,090 kWh/kW/年
売電単価  14 円/kWh (税抜き)
年間想定売電収入 ¥1,584,307 (税抜き)
     
土地代 ¥1,710,000 (税抜き)
連系負担金 ¥410,000 (税抜き)
システム価格
(防草、フェンス込み)
¥15,080,000 (税抜き)
総額 ¥17,200,000 (税抜き)
想定表面利回り 9.2%  

この低利回りで、金利2.2%×15年返済だと、返済完了まではマイナスCFとなることが多かったですが、今回はアプラス20年ローンでどこまでCFが改善するか? がポイントとなります。

アプラスの20年ローンでは変動金利1.75%~(業者による)と聞いていますが、変動では上がる可能性があるので、固定2.0%×20年でシミュレーションしました。

 

まずは1~5年目です。

f:id:NKE:20200904205329p:plain

もちろん課税事業者を選択して2年目に消費税還付を受けます(+135万円)。2年目CFは187万円。

先端設備導入計画の認定を取得して償却資産税の免除(3年間)を受けます。

インボイス制度で消費税がもらえるか不透明なので、簡易課税制度を適用します。

5年目で、償却資産税の免除が切れても30万円のCFがでています。

これなら先端設備が使えなくても、CFはプラスとなりますね。

 

次に、6~10年目です。

f:id:NKE:20200904205528p:plain

キャッシュフローは安定して30万を維持していますね。いい感じ♪

 

次は、11~15年目です。

f:id:NKE:20200904205613p:plain

ここで自然災害保険のコストが増えますが、CFは29万円と満足な金額 (^^)/

 

最後に16~20年目です。

f:id:NKE:20200904205700p:plain

まだまだ返済は続くのでボーナス期間という概念はなくなりますね。

16年目以降で、パワコン全交換すると1年は大幅赤字になっちゃいます(-120万円)。

この大幅出費を避けたいなら、追加料金を払って20年保証にした方が良い気はしますね。(SMAやHUAWEIはできたはず。)

 

20年トータルの利益は、15年返済と比べると、720→650万円と少し減りましたが、毎年安定して、数10万円のCFが出るのはかなり魅力的に感じました。

利回り9.2%でこの結果が出るとは、20年返済はなかなか美味しいですね。

アプラス20年ローンが使えるなら利回り9%台でも意外に回るとは思いますが、金利の上昇、発電量の下振れ、廃棄費用の積み立ても想定すると、利回り10%以上にはこだわっておいた方がよいかなとは思います。

ただどうしても、他に物件がなく、価格交渉も通じないなら、諦めてやめるよりは、利回り9%台でも、20年返済ならやった方が良いのかもしれません。

 

最後に、おまけとして、積み立て投資をしてみました。

f:id:NKE:20200904212855p:plain

やはり、再投資による複利効果は絶大ですね。

毎年CFがでる20年返済と相性抜群!!

 

※非常に重要なご指摘をいただきましたので、補足させていただきます。上記のキャッシュフロー(CF)は全て税引前なので、個人で雑所得として申告する場合は所得税20%(所得により5~45%の範囲内で決定)+住民税10%がかかります(上記表では経常利益×税率)。個人事業主となり青色申告をすれば最大65万円の控除が受けられるので、それ以下の利益なら、税金はかかりません。という具合に税率は人によって大きく変わる為、あえて税引き後のCFは記載していません。税引き後のCFについては、お手数ですが、ご自身で計算の程お願いしますm(_ _)m

 

 

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分譲案件(土地付き太陽光発電)手残りアップ (?_?)

昨日に引き続き、分譲案件の手残りネタとなります。

 

今回は、消費税還付、先端設備導入計画、簡易課税制度を適用してキャッシュフローがどれだけ改善するか計算してみました。

 

下記は、大手分譲サイトに記載されていた条件です。想定発電量だけ現実的な数値に見直しました。

物件所在地 三重県津市  
システム容量 103.85 kW
年間想定発電量 113,165 kWh
1kWあたり想定発電量
(ピークカット12.3%)
1,090 kWh/kW/年
売電単価  14 円/kWh (税抜き)
年間想定売電収入 ¥1,584,307 (税抜き)
     
土地代 ¥1,710,000 (税抜き)
連系負担金 ¥410,000 (税抜き)
システム価格
(防草、フェンス込み)
¥15,080,000 (税抜き)
総額 ¥17,200,000 (税抜き)
     
想定表面利回り 9.2%  

 

まずは、1~5年目です。(借入期間15年、金利2.2%として試算。)

f:id:NKE:20200903223944p:plain

初年度に課税事業者になると翌年消費税還付を受けられるので、2年目で約150万プラス。

連系前に先端設備導入計画の認定をうけると3年間は償却資産税ゼロ(市町村により使えない場合あり)。

インボイス制度が導入されると免税事業者は以前同様に消費税をもらえるか不透明なので、今回は簡易課税制度を適用することとします。それなら納付消費税は3割ほどに抑えられます。

 

6~10年目です。

f:id:NKE:20200903224047p:plain

年間のCFはちょっとマイナスです。

 

11~15年目

f:id:NKE:20200903224144p:plain

自然災害保険の分だけ、年間CFは3~4万ほどマイナス。

ただ、累積CFは消費税還付のおかげでプラスを維持。

 

ここでやっとボーナス期間です。16~20年目

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パワコン全交換を入れるので、16年目は捨てるとして、

17~20年は、毎年140万ほどのプラスとなり、

20年合計で720万ほどプラスとなります。

 

昨日と比較すると20年トータル利益は370→720万円(税引前)と大幅には改善しているものの、3年目から16年目はキャッシュフローがマイナスとなり、まだしんどいですね。先端設備は使えないところもありますし。

 

やはり、適切な想定発電量でも表面利回りが10%は出るように価格交渉するか、厳しい様なら、利回り9%前半台は避けて、初めから適切な想定発電量で表面利回りが10%以上でるものを選んだ方が無難ですね。

↑は、そんなん言われなくてもわかってるよ という内容ですが、案件枯渇の中、なりふり構わず買ってしまうこともありえると思うので、改めてご注意いただければと思います。

 

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