今回採用した両面発電パネル。
地面の反射光を拾って発電するので、地面の材質により、どれだけ発電量が違うか実験してみました。
↓は白シートエリアです。
↓は砕石エリアです。
見た目の明るさは全然違いますよね。砕石は水を吸うと暗いグレーっぽくなっています。差が出そうな感じ。
結果は、どうでしょうか。
下の表は、各エリア(各パワコン)の発電量と、No.②の疑似片面パネルに対する比率(両面効果)を記載しています。
No. | パネル種類 | 地面 | アレイ | 発電量 7/24-26 (曇り雨) |
片面比 (両面効果) |
① | 両面 | 白シート | 後列/4段/パワコン設置 | 44.6 | 109% |
② | 疑似片面※ | 砕石 | 後列/4段 | 41.0 | 100% |
③ | 両面 | 白シート | 後列/4段 | 44.6 | 109% |
④ | 両面 | 白シート | 後列/4段 | 44.6 | 109% |
⑤ | 両面 | 白シート | 後列/4段 | 45.1 | 110% |
⑥ | 両面 | 白シート | 前列/3段 | 46.5 | 113% |
⑦ | 両面 | 白シート | 前列/3段 | 47.0 | 115% |
⑧ | 両面 | 白シート+砕石 | 前列/3段 | 45.6 | 111% |
⑨ | 両面 | 砕石 | 前列/4段 | 42.2 | 103% |
⑩ | 両面 | 白シート+砕石 | 前列/4段 | 46.4 | 113% |
※両面パネルの裏側を遮光加工して疑似的に片面パネルを作製(したつもり)。 | |||||
⑩は接続枚数が1枚多いため比較用ではなく参考用として記載 |
結果は、白シートエリアが片面比で109%~115%(平均111%)発電しているのに対して、砕石エリアはたったの片面比103%(+3%)でした。白シートが圧勝です。
緑や黒の防草シートでも砕石と同じような結果になりそうです。
やはり両面パネルを使うなら、地面には白色系反射シートは必須ですね。
ちなみに今回用いたのは、小泉製麻製のルンルンシート白ピカという白防草シートです。
これは反射率90%以上で、防草効果ありで、汚れにくく、耐久性も期待でき、コスパも良いので、今のところこれ一択かなと思っています。まあ、あくまで、ネット検索レベルなので、他に良さそうなのがあれば是非とも教えたってください。