売電単価18円の場合はどうでしょうか。
↓ 過去記事にて、パネル容量毎の年間発電量のシミュレーションができたので、×売電単価18円の場合の収益性(@ダブル過積載付近)について検証したいと思います。
https://nke.hatenablog.jp/entry/2020/08/05/230848
↓は、売電収入(@18円)と初期コストです。それぞれ税込み。表面利回りが10.6%近辺となるよう単価、権利代で調整。
(内訳は、部材施工費12万円/kW,、土地権利代660万円、負担金90万円、その他80万円
売電収入は、ほぼパネル容量増加に対してほぼ線形に増加。
初期コストは、60万円(=単価12万円/kW×5kW)ずつ増加。
↓は、表面利回りです。売電収入÷初期コスト
パネル増加に対して、表面利回りはほぼフラット。14円の時より変化は少ないですね。
↓は、年間のキャッシュフロー(売電収入ー返済ー運転費用)です。税引前。
(前提は、金利2.0%、返済期間15年、運転費用~15年 21-23万円、~20年 13万円)
返済期間中のCFは、90→110kWではCFは少し増えていますが、110→120kWでは横ばいです。110kW以上にパネルを増やしてもCFは増えない。
返済完了後のボーナス期間では、ほぼ右肩上がりです。
↓は、20年トータルの利益です。税引前。
(パワコン交換120万円、廃棄費用含まず。)
110kW以上からは、パネルを増やしても利益は少しずつ鈍化しています。それでもパネルを増やした分だけ、利益は増えているので損ではないです。
結論としては、
売電単価18円、利回りが10.*%案件において、
・返済期間中のCFを重視する場合は、105~110kWあたりがベター(それ以上パネルを増やしてもCFは増えない)。
・20年のトータル利益を重視する場合は増やせるだけ増やした方がよい。120kWでもOK。
ただ、投資額が2000万円を超えてきて融資の難易度が上がってきているので、無理して110kW超はしなくても良いのかなと思います。
14円の時とほぼ同じ結論です。
次回は、一応21円案件の場合もやっておきます。
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