数日前に人気ブロガーのKさんより、Twitterでタイトルの内容の呟きがあり、ブログネタにもなりそうだったので引き受けてみました。
折角なので、いつもの三重県から遠征して、案件地である群馬県前橋市の日射量データを使ってみました。(何故かChromeから引けなかったので、IEから引きました)
↓は、データの引き方です。
↑で出力されたエクセルデータ(1h毎の日射量)に色々とかけ合わせれば発電量のシミュレーションが可能です。
日射量×パネル容量×(1-システムロス2%)×(1-パワコンロス5%)×(1-温度損失率)。温度損失は月により4-12%を使用。1時間の発電量がパワコン容量49.5を超える(ピークカットの)場合は発電量=49.5kWhとした。
ただ、エクセルの慣れとそれなりの時間が必要なので、一から作るのはしんどいかも。
もし需要があればお安くフォーマットを提供しますよ。
さて本題ですが、↓は、仰角5°、10°、15°のパネル容量別の年間発電量のシミュレーションです。
(前提条件は、方位30°(南西向き)、群馬県前橋市、積雪/影の影響なし)
次に、パネル1kWあたりの年間発電量シミュレーションです。
ターゲットのパネル容量106.6kWでは、
仰角5°は1042 kWh/年(-1.4%)、仰角10°は1057 kWh/年、仰角15°は1066 kWh/年(+0.9%)となりました。()内は10°比。
仰角5°は少し落ち込みが気になりますね。
↓は、仰角5°、10°、15°の場合の各月の発電量シミュレーションです。
ぱっと見の印象として、三重より格段に冬場の落ち込みが少ないですね。内陸の気候は冬場は乾燥して降水量が少ないのですかね。
冬場に日射が良いのは過積載に向いていますね。うらやましい。
以上がシミュレーション結果になりますが、Kさんどうでしょう。
発電量には少しの差しかないので、土地サイズに余裕があるなら10°か15°、余裕がないなら5°ですかね。
ただ5°は汚れが気になるので、個人的には10°かな。離隔不足は段々架台で対応しつつ。釈迦に説法で恐縮です<(_ _)>
次回も引き続き、Kさん依頼ネタ、なんと300%過積載での仰角依存となります。
でも、万能の10°を超えるのはなかなか難しそうですね~。
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