本日は、両面パネルのスペックを比較してみました。
メーカーは、リーズナブルな価格で両面を提供している3社(Trina, JinKO, LONGi)に限定しました。
下記は、両面モジュールの120セルタイプ(通常サイズ)のスペック比較です。
メーカー | Trina | JinKO | LONGi |
セル | 単結晶ハーフカット | 単結晶ハーフカット | 単結晶ハーフカット |
セル枚数 | 120セル | 120セル | 120セル |
製品名 | DUOMAX twin | Swan | - |
型番 | TSM-DEG6MC.20(Ⅱ) | JKM340M-60H-TV | LR6-60HBD-320M |
最大出力 (Wp) | 335 | 340 | 320 |
モジュール変換効率 | 19.70% | 19.79% | 18.90% |
モジュールサイズ | 1,700 | 1,704 | 1,698 |
1,002 | 1,008 | 996 | |
モジュール厚み | 30 | 30 | 30 |
重量 | 22.0 kg | 18.5 kg | 22.0 kg |
表面ガラス | 2mm | 2mm | - |
裏面ガラス | 2mm | 2mm | - |
PVケーブル | 縦置き 280mm 横置き1700mm |
正極250mm,負極150mm カスタム可 |
300mm カスタム可 |
温度係数 | -0.35%/℃ | -0.35%/℃ | -0.37%/℃ |
単位面積あたりの出力 (Wp/m2) |
197 | 198 | 189 |
低圧100kWシステム 必要枚数 |
299 | 294 | 313 |
両面パネルのスペック比較と言いながら、↑は表面の情報ばかりです。
どこのメーカーも裏面の性能は詳細には記載していないですね。
最大で表面の25%アップは見込める。というような書き方。
今はまだどこのメーカーもP型セルなので、裏面のセル自体は表面の7~8割の性能だと思われます。N型セルだと8~9割らしい。
なので、表面性能の比較となりますが、
Trina, JinKOは、最大出力が335W以上、変換効率が19.7%以上と差なしです。
LONGiは、出力が320W、効率は18.9%と他社より少し低い数値ですが、一世代前の型式でこのサイズにあまり力を入れてないだけのような感じです。
最近は、横長サイズ、144セルタイプのようなビッグサイズが主流になりそうな雰囲気です。展示会レベルではもっと巨大化していますが、今回は今販売されてる製品に絞っています。
次は、その両面144セルタイプ(横長サイズ)のスペック比較です
メーカー | Trina | JinKO | LONGi |
セル | 単結晶ハーフカット | 単結晶ハーフカット | 単結晶ハーフカット |
セル枚数 | 144セル | 156セル | 144セル |
製品名 | DUOMAX twin | Tiger | - |
型番 | TSM-DEG17MC.20(Ⅱ) | JKM460M-7RL3-TV-J | LR4-72HBD-440M |
最大出力 (Wp) | 445 | 460 | 440 |
モジュール変換効率 | 20.20% | 20.21% | 20.20% |
モジュールサイズ | 2,111 | 2,205 | 2,094 |
1,046 | 1,032 | 1,038 | |
モジュール厚み | 30 | 35 | 35 |
重量 | 28.6 kg | 25.7 kg | 27.5 kg |
表面ガラス | 2mm | 2mm | - |
裏面ガラス | 2mm | 透明バックシート | - |
PVケーブル | 縦置き 280mm 横置き1900mm |
正極250mm,負極150mm カスタム可 |
300mm カスタム可 |
温度係数 | -0.35%/℃ | -0.35%/℃ | -0.35%/℃ |
単位面積あたりの出力 (Wp/m2) |
202 | 202 | 202 |
低圧100kWシステム 必要枚数 |
225 | 217 | 227 |
最大出力は、Trinaが445W、JinKOは460W、LONGiは440Wと多少差はあるもののどこも400W半ばと物凄い出力です。
ただ、変換効率はどこも20.2%と完全横並びで、120セルタイプに対して+0.4%程増えただけでした。
実は440W以上の高出力は、セルのサイズが大きくなったり(Trinaは158→166mm)、JinKOのTigerシリーズはセルの数が144→156に増えていたりというカラクリがあったのです。
ただサイズの巨大化は、モジュール変換効率が少しアップする以外にもメリットがあり、例えば、低圧100kWクラスだと、パネル枚数を300枚→220枚に減らせます。
架台留め具の部品点数が減らせたり、PVケーブル接続本数が減ったりなどの作業時間が短縮できるので、施工費のコストダウンが図れるとのことです。また、パネルのW単価も少し下がっている感じです。
次にパネルを選ぶとしたら、時代の流れに乗って144セルタイプ(横長)を選ぼうと思います。メーカー差は今のところあまりないので、取引のある商社さんが得意なパネルを使うのが良いかと思っています。
ちなみに私の初両面は、Trinaの335Wでした。
両面を一度使うと、見た目の良さや、発電量の上ぶれから、もう片面には戻れないですね。また後日、8月の実績を大公開しまーす。
両面パネルには、下記のルンルンシート白ピカが相性が良いですよ。
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