分譲 利回り10%案件の手残りは?× 積立投資!

 本日も引き続き、分譲案件の話となります。

飽きた方はもう少しで終わると思いますので、しばしお待ちください<(_ _)>

 

売電単価14円、表面利回り10.1%の案件で、手残りがどれくらいか?計算してみます。

 

下記表が前提条件です。前回までのシステム価格を1割引きして利回りが10%になるようにしました。

システム容量

103.85 kW
年間想定発電量 113,165 kWh
1kWあたり想定発電量
(ピークカット12.3%)
1,090 kWh/kW/年
売電単価  14 円/kWh (税抜き)
年間想定売電収入 ¥1,584,307 (税抜き)
     
土地代 ¥1,710,000 (税抜き)
連系負担金 ¥410,000 (税抜き)
システム価格
(防草、フェンス込み)
¥13,572,000 (税抜き)
総額 ¥15,692,000 (税抜き)
想定表面利回り 10.1%  

 

まずは1~5年目です。 

f:id:NKE:20200905165910p:plain

初年度は、課税事業者を選択して消費税還付を受ける→ 4年目で簡易課税へ移行。

先端設備導入計画が使えるなら使う。

といういつもの流れです。

 

 次に、6~10年目です。

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キャッシュフローは 12万以上出ていますが、メンテ等(雑草管理など)は自分でやることを前提としています。外部に委託すると、例えば10万円なら、キャッシュフローは大半が飛んでいくことになります。

遠方の案件は止めた方がいいですね。

 

次は、11~15年目です。

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 キャッシュフローは10万円をきってきます。ここは我慢の時期ですね。

 

最後に16~20年目です。

f:id:NKE:20200905171110p:plain

16年目はパワコン全交換で赤字ですが、

17~20年目は、CF(税引前)が140万円でますが、

利益がこれだけ出ると税金は避けられないので、概算で×7割と思っておいてください。

 

全期間でのCF(税引き前)をグラフ化しました。

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こうやって見ると3~15年目は綱渡り状態ですね。

太陽光は収入が多く入ってくるので浮かれがちですが、手残りを考えたら、↑のグラフが現実を示しています。

贅沢をしすぎると逆にお金が減ったってことになってしまいますので、ご注意ください。

 

ただ、単年度のCFは少なくても、地道に積立投資で長期複利運用すれば、↓これだけ増える可能性はあります。年利5%で計算。

f:id:NKE:20200905195829p:plain

これから太陽光始める方は、売電CF×長期積立→20年後Fire

っていうのが現実的なのかもですね。

 

※今回も補足ですが、上記のキャッシュフロー(CF)は全て税引前なので、個人で雑所得として申告する場合は所得税(所得により5~45%の範囲内で決定)+住民税10%がかかります(上記表では経常利益×税率)。個人事業主となり青色申告をすれば最大65万円の控除が受けられるので、それ以下の利益なら、税金はかかりません。という具合に税率は人によって大きく変わる為、あえて税引き後のCFは記載していません。税引き後のCFについては、お手数ですが、ご自身で計算の程お願いしますm(_ _)m

 

次回以降ですが、利回り10%案件で両面パネルにしたら手残りどうなる?

とかも考えていましたが、 お金ネタはちょっと疲れてきましたので、

次回から、別ネタとさせ下さい<(_ _)>

 

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