超実践的 NKE の太陽光発電ブログ

両面パネル始めました。

発電量シミュレーション 答え合わせ①(Qセルズ82.08kW)

太陽発電事業は、発電量シミュレーションが命運を分けると大げさなことを言ってしまったので、自分のシミュレーションがどれくらい当たっているか、答え合わせをしておきたいと思います。

 

連系して、3年弱程のシステムで検証です。

 

設備の仕様は、↓となります。

パネル Qセルズ多結晶285W×288枚
82.08 kW
パワコン オムロンKPM×9台
49.5 kW
過積載率 166%
その他 一部15°アレイあり。
パワコンは分散配置
東側に電柱一本あり。

Qセルズ+オムロンで、当時としては一般的な仕様です。

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ただ、EPC業者さんが勝手にパワコンを分散配置にしていた点は悔いが残っています(指定しなかった自分にも落ち度はあるのですが、、、)。

パワコンがあちこちに散らばっているので、点検がしづらい。交流ロスもあり、マックス値が48.7kWhくらいです(スマートメーター値)。

 

さて、シミュレーションの方法ですが、私は多少マニアック気質(監視マニアさんには全く及ばない)があるので、多少手間のかかる厳密な計算をしています。

NEDOの1時間ごとの日射量から1時間毎の発電量を出して、さらに、一月分、1年分を足し合わせて、一月発電量、年間発電量を出しています。

1h毎の発電量[kWh/h]は、1h毎の日射量×パネル容量×(1-システムロス)×(1-パワコンロス)×(1-温度損失率)にて算出しています。1hあたりの発電量がパワコン容量49.5を超える場合は、49.5kWhの値を使用しています(=ピークカット考慮)←ここがポイント!

 

前提条件は、↓です。温度損失は季節で変えています。

日射量観測地点 K****** mie
方位角 0
仰角(傾斜角) 10°
システムロス 2%
パワコンロス 5%
温度損失(12-3月) 4%
温度損失(4-5月) 8%
温度損失(6-9月) 12%
温度損失(10-11月) 8%

メーカーシミュレーションでは、システムロスや、温度損失をもっと厳しめの数値を使いかなり控え目のシミュレーション値が出てくることが多いです。逆に、分譲業者さんは甘めの場合もあったりします(もちろん業者さんによります)。特にダブル過積載以上では。

私の場合は、実態値のチョイ低めを狙いにいくスタンスでシミュレーションしています。

 

シミュレーション結果は、

NEDOの日射量エクセルデータをダウンロードして、エクセルの計算シートに貼り付けると↓が出てきます。

  シミュレーション値 ピークカット率
1月 5,736 0.0%
2月 6,856 1.2%
3月 8,894 4.9%
4月 9,179 6.0%
5月 9,502 6.8%
6月 7,499 3.8%
7月 8,655 3.2%
8月 9,494 2.6%
9月 7,313 2.6%
10月 7,435 1.1%
11月 6,008 0.0%
12月 5,890 0.0%
合計 [kWh] 92,460 3.10%
1kWあたり発電量
[kWh/kWp]
1126  

82.08kWのシステムで、年間92,460kWh、1kWhあたり1,126kWh、平均ピークカット率が3.1%となりました。

この地域は、日射量が3.87とあまり高くない地域なので、こんなもんかなと思います。

 

シミュレーション値と過去3年弱分の実績値を比較します。

実績値はスマートメータ値(中部電力カテエネデータより)です。

f:id:NKE:20200906140352p:plain

シミュ vs 実績ではほとんど差がないですね。

 

パネル容量82.08kWで割って、1kWあたりの発電量を出しました。

f:id:NKE:20200906140501p:plain

過積載で1100ちょっとなので、悪くはない数字です。

 

最後に、シミュレーション値に対する実績値の比率です。

f:id:NKE:20200906140520p:plain

98.7%~103.8%とドンピシャですね!

ほんとは、もう少し上振れを期待していましたが、、、

 

とりあえず、自分のシミュレーション方法やロス率等の前提条件がそんなに間違っていないことが確認できました!一安心です。

 

それにしても、太陽光は年平均でみると安定してますね。

ここはまだ3年弱のデータですが、±3%以内には収まっています。

改めて、太陽光の安定性を実感しました!

 

↓は、今年の月毎のシミュと実績データ、および、シミュ比です。

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7月は過去ワーストでしたが、8月で7割弱は取り戻した感じですね。現時点では対シミュ比100.4%です。

月ごとでバラついても、結局はある一定の数値に収束していくはず。9月が多少悪くても、10月以降で挽回してくれるでしょう!

 

今回のロス率や温度損失は、ある程度他の発電所の実績から採用した値でもあるので、当てに行くシミュレーション用としては、そこそこ信頼性があるかなと思います。もちろん絶対ではないのでご注意を。

 

今回は、たまたま当たっただけの可能性もあるので、他の発電所についても検証してみたいと思います。

 

もし、シミュレーションに困っている方がいましたら、声かけてくださいね。需要があれば、エクセル計算シートを、提供しようと思っています。有償(3000円くらい?)にはなってしまいますが、全過積載範囲対応(300%以上も可)のやつを。

簡易計算(年間日射量×パネル容量×(1-ロス0.8)×(1-ピークカット率)だとピークカット率をいくらにしたらよいかが、わからないと思いますので。

 

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