10kW未満(@屋根設置etc...) 過積載率は何%がよい (?_?)②

昨日からの続きとなります。 

10kW未満(@屋根設置etc...) 過積載率は何%がよい (?_?) - 超実践的 NKE の太陽光発電ブログ

 

まずは、設備単価が12万円/kW、その他費用85万円で設置した場合のコストを↓として、

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FIT10年間と卒FIT10年間での累積CF(税引前)を過積載別で比較してみます。

パワコンは9.9kW。

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※前提条件は、劣化率 0.5%/年、金利2.2%,、返済期間10年、電気代4,000円/年、保険18,000~36,000円/年、固定資産税20,000円/年、償却資産税1.4%、パワコン交換30万円(11年目)。縦軸のCFは税引き前の金額。

 

FIT期間では15, 20kWはプラスのCFですが、25, 30kWはマイナスとなっています。

卒FIT期間では、パワコン交換で1回凹みますが、返済がないので、どのパネル容量でも右肩上がりに累積CFは増加。

 

最終的な利益は、

30kW <15kW< 25kW < 20kW(過積載率202%)

となりました。

 

次は、設備単価が10万円/kWで設置できた場合はどうでしょうか。

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※前提条件は同上とします。縦軸のCFは税引き前の金額。

FIT期間では、今回は投資コストが抑えられているため、全パネル容量でプラスのCFとなりました。

卒FIT期間では、パワコン交換で1回凹みますが、全パネル容量でも右肩上がりに累積CFは増加です。

 

最終的な利益は、

15kW <30kW< 20kW ≒ 25kW(過積載率253%)

となりました。

少し順序が変わりましたが、投資効率を考えると20kW(過積載率202%)に軍配ですね。

 

とりあえず、タイトルの問いに対しては、20kW(過積載率200%)あたりが、良さそうです。

が、本記事はある前提条件下での話となりますので、設置面積、設置コスト、卒FIT単価、売電期間で、結果は変わってきますので、あくまで参考レベルという位置づけで捉えていただければ幸いです。

 

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