影に弱いとされる太陽光発電において、電柱や引き込みポールの影って、発電量にどれだけ影響するんでしょうかね(?_?)
連系して1年以上も経った発電所で、先月ようやく遠隔監視がついたので、早速確認してみました。
今回の発電所は、遠隔監視をつけて間もなく、パワコン1台で、内部ブレーカー4つのうち1つが落ちていることが判明しました。
故障の少ないオムロンでも過電流によるブレーカー落ちはいつ起こるかわかりません。遠隔がなかったら、20年そのまま気づかなかったかも。
パワコン毎に発電量をモニターできる遠隔監視はあった方が良いと実感しましたね。
引き込みポールと電柱は、南西側に立っています。
電柱の位置は、なかなか自由には決めれないので、影ができても文句は言えません。
↓は、去年の連系前の写真です。
ポール、電柱の影だけなく、トランスや電線の影もくっきり映っていますね(>_<)
ちなみに今回のパワコンは、オムロンKPVで、一括入力タイプ(非マルチストリング)です。4回路あるが、1MPPTなので、どれか1つのストリングが影になると他もそれに引っ張られるタイプのパワコンです。影には強くないタイプです。
ストリングは横一列です(8直×4並)。
(今思えば、縦コの字の方が良かったのかも。ただ、所説あるので、どれが正解はよくわかりません。)
とある、晴れの日(9/27)の発電量グラフです。
明らかに影の影響は出ていますね(>_<)
13時以降で、ポールと電柱の影が入り始めるので、他がピークカットしていても、どんどん減衰していきます。
悪い時間帯だと半分強まで低下していますね。
この日のパワコン毎の発電量です。
影のところは明らかに低いです。
影による減少率を出すと
マイナス12.9%でした。
たった2本の部分的な影で、なんと約13%も発電量が落ちてしまうのです。
改めて、太陽光発電は部分的な影に弱いなと実感しました。
まあでもこれはパワコン1台での話しなので、全9台で平均すると、1.4%(=12.9%/9台)のロスで、しかも、晴れの日の結果なので、曇りも含めた平均ではもっと下がるでしょう。
ただ、これから冬に近づくにつれ、影が伸びてくるので、もう少し影によるロスが増えてくると思います。また、冬頃に同じような分析をしてみたいと思います。
まあでも年間を通したら、誤差レベルの影響度でしょうね。
半分以上は趣味レベルの話ということでご勘弁ください。
今回は非マルチストリングのパワコンの結果でしたが、
次回は、HUAWEIマルチストリングパワコン(2MPPT)での電柱影の影響は?
について書きたいと思います。
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