Qセルズ多結晶の発電所が連系して4年ほど経ったので、経年劣化していないか発電量データから考察してみました。
設備の仕様は、↓となります。
パネル | Qセルズ多結晶265W×288枚 |
76.32 kW | |
パワコン | オムロンKPM×9台 |
49.5 kW | |
過積載率 | 154% |
その他 | 離隔少なめなので冬場は前方アレイの影あり |
↑は、冬場のクラピアです。今は枯れていますが、4月以降は復活してくるはず。
まずは、年間発電量の推移です。単位はkWh/年
トータル発電量だと、よくわからないですね。
次は、1kWあたりの発電量です。単位はkWh/kW
直近の1年でも1100以上は出ているので、大幅な劣化はなさそう。
次は、シミュレーション比の推移です。実績値/シミュ値
初年度が101.8%に対して、4年目が99.8%と少し低下しています。
傾きをとると、約ー1%/年でした。
ただこの数値は、その年の天候の影響も反映しているので、劣化率とは言い切れないですね。
次は、12月のMAX発電量(=晴れの日の発電量)で比べてみます。
(12月はピークカットが少なく、発電性能を比較しやすいので、12月を選択しました。)
結果は、初年度を100%とすると、4年目では初年度比で101%でした。
傾きをとると、ー0.2%/年です。
この指標で見ると発電性能の低下はほぼありませんね。
無視できるレベルで、一安心(^o^)
普通の多結晶パネルは歴史が長いので、経年劣化についてはそれ程心配する必要はなさそうです。
ただしPERC技術を採用したここ4年以降の高効率パネルでは、劣化状況は異なってくると思うので、Qセルズ285Wパネルでも、データを見てみたいと思います。年数がまだ浅いのでまたどこかで。
次は、劣化が懸念されるソラフロCISパネルでやってみよっと!
経年劣化は、冬場のMAX値の推移を追いかけるのが、簡単で、精度もそれなりにあるように思いますので、皆さんも是非是非やってみて、結果をシェアくださーい。
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