今回は、前回記事にした両面の ”低劣化率" に加え、 "両面上振れ効果" を加味した場合の収益性について試算してみました。
↓は、パネル出力の経年劣化グラフです。
(両面パネルは、片面比+10%=110%をスタートとした)←はこれまでの両面実績からかなり固い数値
初期の出力差は10%ですが、20年後では12.5%、25年後では13.0%、30年後では13.5%と、ぐんぐん差がついていきます。
パネル100kWでの発電量でみると、ピークカット影響でその差は少し縮まりますが、
※シミュ前提:パネル容量100kW、南、10°、@三重県四日市、標準的なレイアウト/離隔
初年度で発電量差が5,925kWh、20年後8,882kWh、30年後10,525kWh
売電収入でみると、初年度8.3万円(@14円)、20年後12.4万円(@14円)、30年後8.5万円(@8円)
30年間トータルで考えると、
Fit 20年間での売電収入差は207 万円(@14円)。
非Fit10年間では 売電収入差は78 万円(@8円)
30年間の合計では、片面と両面の売電金額差は、285万円(@14円、8円)とかなりの差がつきました。
片面と両面のコスト差は100kWシステムで、パネル価格差+架台価格差+防草シート白採用=50万はいかないと思うので、6年くらいで元が取れて、それ以降はガッツリプラスというイメージです。
両面パネルでは、14円単価でもこれだけプラスになるなら、逆に両面を使わないとかなり損してしまいますね。
一番いいのは、分譲案件では利回りを10.*%に合わせてくると思うので、価格そのまま、両面パネルに変えてもらうのが一番うまうまかと思います。まなSUNが言っていたような。
↓、最近は、裏からの写真ばっかりです。裏面は汚れがつかないのでいつも綺麗でほれぼれします!
次回は、某有名ブロガーさんから依頼のあった単価落ち案件について、電卓たたいてみたいと思います。
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