下記の95kW過積載発電所は、傾斜角を10°、15°、20°と段階的に上げています。
発電監視モニターを設置して半年が経過し、6か月分のデータが揃ったので、発電量にどれだけ差があったか、集計してみました。
月毎の発電量グラフです。
(※影のないアレイのみを抽出)
あれ?10°のグラフが途切れている?
そうなんです、今回初めて気づいたのですが、10° の影なしアレイが実は1/4ストリング分止まっている感じでした(パワコン内の小ブレーカーは落ちていない)。
冬場は影が増えてきて、パワコン毎の差が出てくるのが普通なので、気づきませんでした。明日業者さんに診てもらいます。
発電量は、6~9月までは10°、15°、20°で、ほぼ差がないです。
10月から差が出始めて10°<15°<20°となっています。
定量的に比較すると、
10~12月では15°より20°の方が+4.5%となっていますが、
6~12月の半年分で見ると、20°は+1.8%と大分差が縮まりました。
95kW過積載でのシミュレーションでは、
15°と20°で、+0.9%程の差でしたが、実測では+1.8%とシミュより少し差がつく結果となりました。
ほんとは10°のデータが欲しかったのですが、覆水盆に返らずです(>_<)
また、過積載率が高くなると傾斜角による発電量差は縮まる方向ですが、シミュレーションよりは少しだけ差が大きくなることが今回わかりました。
(これは恐らく、パネルへの入射角が浅くなると反射率が増加してロスが増えるので、低傾斜角が不利になったと思います。)
次は参考程度ですが、
また別の発電所で、同じパネル、同じ過積載率で、15°と20°がありましたので、
同様に比較しました。
まだ、10~12月のデータしかないですが、
12月だけで見ると、15°と20°で、9.2%も差がついていますが、
10~12月だと5.4%の差となりました。
春夏も含めると、半減以下に差は縮まるでしょう。
どの傾斜角にするかは、発電量差より、土地サイズ、方位、積雪エリアか、強風エリアか、過積載率はどうかなど、他の要因で決まることが多いと思うので、今回は結果を示す程度に留めておきます。
個人的には、10°~15°が自分のとこには合っているかな~
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