前の案件も無事連系したので、そろそろ次の案件、15基目を進めていこうと思っています。
ここは農地転用がまだなので、まずはレイアウトについて考えてました。
この案件は土地は賃貸で、使用する分だけ農転したいので、測量・分筆してもらいました。面積は248坪ほどです。
賃料については、固定資産税が11万円ほどの見込みなので、年13~15万円になりそうです。ちょっと高めかな。
土地の形状は、上半分が三角形状になっているので、ちょっと無駄が出そうです。
レイアウト案を考えるときは、測量士さんからもらった測量図(PDF)をコピーして、エクセルに貼り付けて、縮尺を合わせた長方形のパネルを並べていくだけです。
と言ってもそこそこ時間はかかります。
レイアウトが確定したら、商社さんか施工業者さんに依頼してCADで正確なレイアウトを作成してもらいます。
まずは、無理のない一般的な四段架台でレイアウトを作成しました。仰角は10°で。
下半分は形状が四角なのでキレイに並びますが、上側の三角のところは隙間が多くなってしまいますね。勿体ない。
Trinaの445Wパネルを用いると、
パネル容量は、83.66kWでした。
申請が102kWなので、物足りない感じですね。
以前なら、仰角を5°にして、詰め詰めにしていましたが、ここは周りに畑があって、パネル下部の汚れが心配なので、今回は10°にしておこうと思います。
最低ラインの90kWを目指してレイアウト修正してみます。
下半分の四角のエリアは、前から後ろにいくにつれて10cmずつ高さを上げ(段々架台)、離隔を1.6→1.38mに詰めました。
上側の三角のエリアは、隙間を減らすため4段→3段架台にしました。仰角は10°のまま。
三角のところは、なかなか自然な感じになりました。
(ちなみに2段架台はコストが増加するので、考えていません。)
パネル容量としては90.78kWとなりました。
ここも両面パネルを採用予定で、無理して詰め込む必要はないので、これで良しとしましょう。
隣に貸主さんの自宅があり、あまり圧迫感のあるレイアウト、架台高さ(一面架台など)だと迷惑がかかるというのもあるので、そこまで攻めてはいません。
パネル (kW) | 83.7 | 90.8 |
過積載率 | 169% | 183% |
年間発電量 (kWh) | 96,133 | 101,799 |
年間kWあたり発電量 (kWh/kW) |
1,149 | 1,121 |
ピークカット | 3.9% | 6.2% |
売電収入(万円) | 187 | 198 |
増加分(万円) | - | 11 |
今回のレイアウト修正で、
パネル容量は83.7→90.8kW(+7.1)に増加、
売電収入は187→198万円(+11万)となりました。
両面パネルにすると、200万円は超えてくるでしょう。
自分としては十分です。
分譲案件でも、認定容量は多めに申請しているところもあると思うので、もし既存レイアウトに余裕がありそうでしたら、段々架台で、離隔を詰めて、容量アップを提案してみてはいかがでしょうか。
(※ただし、ダブル過積載以上だと発電量アップとコスト増の兼ね合いで、必ずしも手残りは増えるとは限らないのでご注意ください。)
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