次案件(15基目)のレイアウトについて

前の案件も無事連系したので、そろそろ次の案件、15基目を進めていこうと思っています。

ここは農地転用がまだなので、まずはレイアウトについて考えてました。

 

この案件は土地は賃貸で、使用する分だけ農転したいので、測量・分筆してもらいました。面積は248坪ほどです。

賃料については、固定資産税が11万円ほどの見込みなので、年13~15万円になりそうです。ちょっと高めかな。

 

土地の形状は、上半分が三角形状になっているので、ちょっと無駄が出そうです。

 

レイアウト案を考えるときは、測量士さんからもらった測量図(PDF)をコピーして、エクセルに貼り付けて、縮尺を合わせた長方形のパネルを並べていくだけです。

と言ってもそこそこ時間はかかります。

レイアウトが確定したら、商社さんか施工業者さんに依頼してCADで正確なレイアウトを作成してもらいます。

 

まずは、無理のない一般的な四段架台でレイアウトを作成しました。仰角は10°で。

f:id:NKE:20200913183436p:plain

下半分は形状が四角なのでキレイに並びますが、上側の三角のところは隙間が多くなってしまいますね。勿体ない。

 Trinaの445Wパネルを用いると、

f:id:NKE:20200913183536p:plain

パネル容量は、83.66kWでした。

申請が102kWなので、物足りない感じですね。

 

以前なら、仰角を5°にして、詰め詰めにしていましたが、ここは周りに畑があって、パネル下部の汚れが心配なので、今回は10°にしておこうと思います。

 

最低ラインの90kWを目指してレイアウト修正してみます。

 

下半分の四角のエリアは、前から後ろにいくにつれて10cmずつ高さを上げ(段々架台)、離隔を1.6→1.38mに詰めました。

上側の三角のエリアは、隙間を減らすため4段→3段架台にしました。仰角は10°のまま。

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三角のところは、なかなか自然な感じになりました。

(ちなみに2段架台はコストが増加するので、考えていません。)

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パネル容量としては90.78kWとなりました。

ここも両面パネルを採用予定で、無理して詰め込む必要はないので、これで良しとしましょう。

隣に貸主さんの自宅があり、あまり圧迫感のあるレイアウト、架台高さ(一面架台など)だと迷惑がかかるというのもあるので、そこまで攻めてはいません。

 

パネル (kW) 83.7 90.8
過積載率 169% 183%
年間発電量 (kWh) 96,133 101,799
年間kWあたり発電量
(kWh/kW)
1,149 1,121
ピークカット 3.9% 6.2%
売電収入(万円) 187 198
増加分(万円) - 11

今回のレイアウト修正で、

パネル容量は83.7→90.8kW(+7.1)に増加、

売電収入は187→198万円(+11万)となりました。

両面パネルにすると、200万円は超えてくるでしょう。

自分としては十分です。

 

分譲案件でも、認定容量は多めに申請しているところもあると思うので、もし既存レイアウトに余裕がありそうでしたら、段々架台で、離隔を詰めて、容量アップを提案してみてはいかがでしょうか。

(※ただし、ダブル過積載以上だと発電量アップとコスト増の兼ね合いで、必ずしも手残りは増えるとは限らないのでご注意ください。)

 

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