Non-FITは採算が合う?? 徹底シミュレーションしてみました。

FITも残りあと数年。権利取得済み案件もあと僅かなので、これが終わると確実に燃え尽き症候群になりそうです。

メンテだけでは物足りないし、他の投資・事業もそんなに甘くはない。

自分には太陽光の次は太陽光しかないと思い、Non-FITで採算が合うのか、シミュレーションしてみました。

 

まずは、設備、借り入れ等々の前提条件です。

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Non-FITなので、パワコン100kW未満と増やし、パネル150kWの低過積載率150%仕様。

(パワコン50kW以上だと高圧扱いでさらにコストが厳しい状況になるので、non-FITということもあり低圧×2区画としています。電力会社により否認可能性あり。)

300坪の土地に詰め詰めレイアウト。

分離発注が前提で、パネル価格は3年後の予想価格(-5円/W ?)を採用。

フェンス、防草シートはDIYで、土地は自分で探すことは前提に坪5000円程度、造成は数十万で済む平地を想定。

借入は、とりあえず、15年としています。実際はもっと短くしないと貸してくれないでしょうね。

という感じで、今の私のスキルではほぼベスト条件の下では、

売電単価が税抜き8円/kWhの場合、表面利回りは何とか10.3%となりました。

ただ、売電単価が7円以下とか税込み8円とかになると死亡です(T_T)

 

次に、各種の支出を加味して、年間キャッシュフロー(税引前)をシミュレーションしてみました。1~3年目。f:id:NKE:20201003201848p:plain

おっ、何とか年間CFはプラスになりました!

が、意外に土地の固定資産税が痛いです。土地の評価が高いところは、利益を圧迫します。逆に、安すぎて電力需要がないところは電気を買ってくれなかったりするのかな?難しいところです。 

 

4年目以降の収支表は割愛して、累積CFをグラフ化しました。

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返済期間中(~15年)は少しずつではありますが、累積CFは貯まってます。

返済期間が終了し、パワコン交換してからは、CFは一気に増加しています。一桁増。ここからは償却資産税もほぼかからないので、無敵状態です。

 

Non-FITは期間の制限がないので(まあ買ってくれる保証もないですが、)、20年目で辞める理由がないので、30年目までに見ると、

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ものすごい勢いで、累積CFは増えていきます。

non-FITは、返済完了後からが、本番、本領発揮ですね。

 

今回初めてNon-FITをシミュレーションしてみましたが、意外にやる価値がありそう!と思ってしまいました。

もちろん、FITみたいに確実性がないので、やるかやらないかは、そのときの状況を見て判断ですが。

 

今回の前提のスキルとしては、土地を自力で探す、分離発注(部材は自分で発注、施工は外注)する、フェンス・防草シート・メンテは自分で、などなど。

基本自分でやらないといけないので、それなりに時間が確保できる状況でないと厳しいでしょうね。

あと、DIY施工が出来たら一気に有利になります。私もどこかに見習いに行きたいです。ただ、時間の確保が最大の課題です。いよいよFIRE??

 

という感じで、Non-FITはまだまだ不確実な点は多いですが、採算性については頑張れば、合うということが分かったので、FIT後の空虚感を埋めるためにも、是非ともチャレンジしてみたいと思いました。

 

※本記事投稿後、コメントやツイッターでご指摘を受けましたので、一部内容修正しまました。パワコン100kWだと完全に高圧扱いでしたね。なので、本記事は50kW未満×2基を前提とさせていただきました。ただし電力会社により否認の可能性はありとのことなので、実現可能性は何とも言えません。

 

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