昨日に引き続き、太陽光発電における電柱の影の影響について書きたいと思います。
電柱の影の影響ってどれくらい?? (オムロン) - 超実践的 NKE の太陽光発電ブログ
今回は、HUAWEIマルチストリングパワコンの場合となります。
下記が対象の発電所の写真です。
昨日のオムロン発電所と同じように南西側に引き込みポールと電柱が設置されています。
ちなみにこの発電所は、今年の3月に完工した記念すべき初分離発注の発電所です。
Twitterでは以前つぶやきましたが、ちょっと想定外のトラブルがあり、結果的には一面架台チックの発電所となりました(実際は段々架台)。
影の写真は持ってなかったですが、これだけの高さがあれば、ガッツリ影がかかっているでしょうね。
HUAWEIのパワコン写真です。
このパワコン、性能は言うまでもないですが、見た目もシンプルでコンパクトでいいんですよね。重量も軽いので、将来の交換等もやりやすそうです。
少し話がそれましたが、本題の影の影響の結果ですが、
下記は、とあるほぼ晴れの日(9/27)の発電量グラフです。
(影なしと影ありのパワコンを抜粋)
13時過ぎから、影対象パワコンの発電量は低下し始めています。
ただ、オムロンの時のように半減とまではいってないですね。
15時頃だと4→3kW、16時頃だと3→2kWという感じです。
この晴れの日の影による発電量の減少率は、
マイナス8%でした。(※午前中の別起因の発電量差は除外)
昨日のオムロンではマイナス13%でしたから、HUAWEIマルチの場合は、少し減少率は低いですね。
HUAWEIは2MPPT回路あり、1回路に影がかかっても、もう1回路には影響がでないので、その差が出ているのだと思います(マルチストリングのメリット)。
ただ、影のかかり方が2か所で全く同じではないので、影による減少率の差は、参考レベルとしていただきたいですが、
部分的な影のある発電所では、マルチストリングパワコンが有利であることは間違いなさそうです。
昔はマルチストリングパワコンは高いイメージがあったので、手が出ず、安い方の非マルチ(オムロンやパナの集中型)を選んでいましたが、今は、安価なマルチ(HUAWEI、新型SMA)が登場してきたので、もうマルチを選ばない理由はありませんね。
以前、パワコン比較を書きましたので、参考にしてみてください。
パワコン スペック比較(HUAWEI vs SMA vs オムロン) - 超実践的 NKE の太陽光発電ブログ
それと、今回、マルチストリングとかMPPTとか聞きなれない方もいらっしゃったかもしれませんが、太陽光発電にとってとても大事は単語なので、是非調べてみてください。(これについては説明できるほど理解できていないので、専門家にお任せします<(_ _)>)
あっ、それと、HUAWEIの遠隔監視スマートロガーですが、見られるデータが非常に多く大変素晴らしい機器なのですが、ちょっと痒いところに手が届かない仕様となっています(>_<)
車でもそうですが、海外製ってそういうところがありますよね。
例えば、遠隔のスマホアプリでは、パワコン毎の発電量を1画面で見ることができません。PCの方ではパワコン毎の発電量の表は1画面で見れますが、他の遠隔であるようなパワコン毎のグラフを1画面で見ることができません。これができないと、特定のパワコンの発電量が低下していても気づきにくいですよね。
それと、上記のグラフも一手間かかっています。元データをエクセルにダウンロードして、別々のエクセルファイルを一つのエクセルにまとめて、グラフ化して、ようやく、完成します。しかも数値は文字データなので数値データに変換してとなかなかの手間です。私はブログネタにするからやってますが、そうでなけば、絶対にやらないでしょうね。
遠隔監視は、そういう使い勝手もかなり重要だと思いますので、実際に使っている方の感想を聞いて決めるのが良いかなと思います。
少し脱線しましたが、部分的な影のある案件では、前評判通りマルチストリングの方が良さそうですね(断定まではしてませんが)。
それにしても新型SMAの影対策機能 shadefixは気になりますよね~。
しかも、その機能のON/OFFが出来るそうなので、効果が一目瞭然です!
誰かまた教えてください。
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